2007年11月22日

もも&ぐっさん、時事放談。

ぐっさん
先週は『みんなのライトノベルコンテスト』のプレスリリースお疲れさまでした。無事にプレスリリースも済んで、この企画もいよいよ新しい段階に移行しますね。そういえば、もも@みやじまさんとお会いするときは、いつもこの「お疲れさま」という挨拶からですね。

もも
お疲れさまです。確かにそうですね(苦笑)。普段から複数の仕事を平行して進めることが多いのですが、夏の終わりから秋にかけては(仕事が)特に重なってしまって。この公式ブログの「広島アニメーションをつくる」のページも更新が滞りがちで。8月の「瀬戸内海強行突破ツアー」の最後が「ぐっさんぐったり」という写真で終わって、その後で間隔が空き気味だったので、ぐっさんが本当に倒れたと思われていたとか。

ぐっさん
本人は元気ですよ(笑)。実は、このところ頻繁に、もも@みやじまさんとは、打ち合わせを続けていたんですよね。それならば、「もっとブログを更新しろよ!」とこのブログの読者の方々からツッコまれそうですが。

もも
いろいろとデリケートな部分なども多かったり、また、展開が予想以上に早かったりということで、ブログを更新しようとしている間に展開が進んでしまうことも多くありました。
ですが、ついに!といいますか、ようやく!といいますか、今回、『みんなのライトノベルコンテスト』の概要をプレスリリースという形で正式に発表することができましたので、これからどんどん更新していく予定です。

ぐっさん
思えば、このブログの開始にあたる「広島アニメーションという酵母」という記事が出たのが七夕の頃からでしたから、現在で約4ヶ月たちますね。この機会に、これまでの流れをもう一度整理しておきましょうか。

まず、広島という都市とアニメーションとの関係を大まかに振り返ると、広島市や広島市文化財団さんを中心とした「広島国際アニメーションフェスティバル」の取り組みがあり、他方、広島の経済界に母体を持つ(ももさんが所属されておられる)広島アニメーションビエンナーレ基金事務局による「広島アニメーションビエンナーレ」という取り組みがあります。また、若者を中心にアニメーションやゲーム、ノベル、同人誌、コスプレなどの愛好者の方々による各種イベント活動が行われています。さらに地元の大学や専門学校などの教育機関も大きな役割を果たされています。もちろん地元の放送局や新聞社といったメディアも重要な位置を占めています。

広島という都市とアニメーションとの関係と一口に言っても、このように幾つもの活動の積み重ねによって成り立っているという理解でよろしいでしょうか。

もも
いえいえ(笑)。ほんとは私が説明するとこですけど、ぐっさんにきっちり説明してもらいました。

カンヌ映画祭からアニメーション部門が独立して始まった国際アニメーションフェスティバルが(アヌシー、オタワ、ザグレブとならんで)広島でも開催されるようになったのが1985年からです。こちらはぐっさんもご存知のように、芸術系アニメーション作品をテーマとした国際的なイベントでして、広島市や広島市文化財団さんなどによる大変なご努力によって、国際アニメーション都市・広島として世界のアニメーション関係者に評価されています。

こうした取り組みとの相乗効果をめざして広島経済同友会によって設立されたのがアニメーションビエンナーレ基金です。2004年と2006年にちょうど国際アニメーションフェスティバルの時期と連動するようにイベントをおこない、多くの方々にお集まり頂きました。

このアニメーションビエンナーレという取り組みは、どちらかといえば、集客交流型のイベントが中心になります。しかし、アニメーション都市・広島を本当の意味で機能させるためには、もっといろいろな活動を組み合わせていく必要があります。そこでアニメーションを観る、体験する、学ぶ、つながるといった機会をもっと増やせるような基盤を整えていこうということで、経済産業省からのご支援も頂きながら始めたのがポール・イマージュ・広島という事業になります。このあたりの経緯を話し始めると、それこそ何時間でもお話できますが、ごく大まかに説明すると以上ですね。

ぐっさん
たんにアニメーション都市・広島と言った時にも、その背景には非常に多くの方々による活動の積み重ねといいますか、厚みといいますか、そういうものがあるんですね。
それで今年(2007年)の3月に私も関わらせて頂いた「広島アニメーション文化シンポジウム※」で、広島のアニメーション文化について討論をした際に、広島のアニメーション文化というものを地域文化のひとつとして位置づけるにはどうすれば良いのか、という話題になりましたね。その時に出たのが・・・。

もも
広島や瀬戸内海をテーマとしたアニメーションをつくる、という壮大な話がでちゃった訳ですよね。

ぐっさん
あの時は、事前の打ち合わせの段階で広島のアニメーション文化の将来というテーマを話しましょうということになってたのですが、当日の楽屋でパネリストの方々で皆さんが結構意気投合されたり、ゲストの檜山修之さんのテンションにも押されたりして・・・。

もも
そうそう。それに大勢の人の前でマイクを持つと熱くなるという自分自身の本性も相まって、「アニメーションをつくる」と宣言してしまいました(汗)。
とはいえ、私自身、ビエンナーレ基金へ出向した2004年3月からずっと、そうした広島、瀬戸内海にもとづくアニメーションをつくることの意義みたいなものは考え続けていました。

すでに1980年代に中沢啓治さん原作の『はだしのゲン』や1990年代には『かっとばせ!ドリーマーズ』などの作品が広島の大先輩達によって作られていました。けれども、こうした試みが流れとなって現在まで続いていないことを残念に思っていたのです。それで、機会があればぜひやってみたいと内心(企画を)温めてきたのです。そうした時に、ぐっさんから、水を向けられたという訳です。

ぐっさん
良く分かります。私自身も3月のシンポジウムの後、寄せられた多くの感想やご意見を読み直してみたところ、広島のアニメーション文化というものに対する希望と失望といいますか、期待と諦観といいますか、ある種のアンビヴァレントな感情を若い世代の方々が抱いているんだなぁと気づかされました。

こうした若い世代に対して、自分自身が何かできるだろうかと考えたときに、シンポジウムで出でた「アニメーションの制作」に向き合ってみることで、状況を動かせるかもしれないと思ったのです。このあたりは漠然としていたので、とりあえず、ももさんに相談してみようということで・・・

もも
この企画が始まってしまったと。

ぐっさんから、「あのシンポジウムの時に出た、広島・瀬戸内海のアニメーションをつくるという話の件ですが・・・」と連絡が入った時には、ドキッとしましたよ。

「ああ、どうしよう、本気にした人がいたんだ・・・・」と(苦笑)

ぐっさん
いずれ押さないといけない、電車・バスの停止ボタンみたいなもので、目的地に下りるためには、押さないととまらないとは分かっているけれど、だれかが押すのをまっている状況ですね。もしかすると、牽制しあっているうちに、誰もボタン押さずに通り過ぎて、そのまま次の停留所までいってしまい、後で後悔する、みたいな。

もも
ああ、まさしく、それです。私も、本当は、気がつかない振りをして、通り過ぎようとしてたのです。

それで、ぐっさんとお話をしたら「ライトノベルコンテスト」が出てきて、「あ、とうとう来てしまった」みたいな。

これまでお話したように、私もアニメーションの制作という大目標を抱いていましたが、その難しさ・厳しさも充分に自覚しています。まず、私たちが取り組むことができるのは(あるいは、まず取り組まなければならないのは)、アニメーションの企画や原作の部分を固めることかな、と思っていました。ですから、そのための方法論として、「ライトノベル」に注目するのは面白いと思います。

ぐっさん
現在、国内外から注目されている商業アニメーション作品の多くは、アニメーション単体としてだけでなく、コミックス、ゲーム、ノベル、関連グッズ、情報誌、インターネットの情報などの連関の中で、ファンに愛好されていますよね。そのなかでも、ノベル、すなわち「ライトノベル」と呼ばれるジャンルは、アニメーション作品の原作としても勢いがあるように感じています。

そうした「ライトノベル」という表現形態と広島・瀬戸内海という舞台をつなぐための視点として提起されたものがSETOプロジェクトだったんですね。

もも
ライトノベル作品を公募するにあたり、全国各地にいらっしゃる「書き手(小説家)」の皆さんに対して、地域の物語に関連する情報(いわゆるネタ)を提供する目的で、物語データベース「SETOプロジェクト」を立ち上げました。
SETOプロジェクトは、“Search for E-Tales and Oral-stories Project”の頭文字を表したものです。

SETI Project(地球外知的生命探査プロジェクト)を意識して、無理やりこじつけたのですが。)

広島、瀬戸内海、さらにはその背景としての中国地方は、古来から多くの物語が受け継がれた地域ですね。そこは一種の文化的資源の宝庫である、と言っても過言ではありません。そうした地域の歴史・地理・人物・産業・民話・建築物・商品、その他個人レベルのおもしろいエピソードの断片をインターネット上に集積しようというものです。

「アニメ・映画・小説・ドラマ等の物語をつくるとしたら」「私の町にはこんな面白い話がある」という視点で、エピソードを集積してゆく取り組みですね。そして、それを見た「書き手」の皆さんがインスパイア(触発)されて、これまでにない「地域の新しい物語」が誕生してほしい、と考えております。

過去の物語を題材にしたとしても、それを新たな視点から現代の物語へと変換していただきたい。それによって、「過去の物語」という「文化的資源」は、今を生きる私たちのための物語を紡ぎだす「文化的資本」として脱構築されて、「新たな物語」として日本、そして世界中へと広がっていって欲しい、と思います。

自分的には、「打倒!はりーぽったー」ぐらいの意気込みでやりたいなあ、と。(そうとう妄想はいってますね、こりゃ)

ぐっさん
ライトノベルというジャンルは、定義するのはなかなか難しいのですが、いずれも個性と魅力に溢れるキャラクターが日常的な世界、あるいは架空の世界で活躍する形式を持っていますね。今回のライトノベル作品の公募を通じて、書き手の方々が、どのような魅力的なキャラクターを産み出し、瀬戸内海(中国地方)という舞台を「今」を感じさせる独自の視点から発掘していただけるか、非常に楽しみです。


※「広島アニメーション文化シンポジウム」概要について
実施:2007年3月18日(日)
主催:広島国際学院大学
開催場所:広島国際学院大学立町キャンパス(広島市中区)
シンポジウム
(内容)
アニメーション文化に関連した活動をおこなっている行政関係者、地元経済団体関係者、一般のファン、声優(制作関係者)による意見交換を通じて、広島のアニメーション文化に関する現状と課題についての認識を深めながら、広島のアニメーション文化を活性化するための視点を提起することをめざした。

パネラー(5名)(所属は出演時のもの)
・檜山 修之 氏(ヒヤマ ノブユキ)アニメーション声優
・百々 隆雄 氏(モモ タカオ)広島アニメーションビエンナーレ基金事務局
・島本 登夫 氏(シマモト タカオ)財団法人広島市文化財団理事長、広島現代美術館館長
・藤山 太一 氏(フジヤマ タイチ)LMM代表(地元でのアニメ関連イベント団体主宰)
・服部 朝美 氏(ハットリ アサミ)代々木アニメーション学院広島校声優タレント科
コーディネーター
・谷口 重徳(タニグチ シゲノリ)現代社会学部

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2007年09月13日

『Another Side of 宮島』まったりハイキング

異常気象で、「いつまで夏が続くのか」と思う今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

わたくし、先日「全国商工会議所観光振興大会2007in浜松」という行事に、台風直撃で強風が吹くなか、参加して参りました。

その大会のレセプションで、隣にいた方にビールをお注ぎして名刺交換をしたところ、なんと、「うみあがり」の記事で話題になった「備前市商工会議所」の会頭さん、事務局長さんでした。

なんたる偶然!酒のつまみに、「強行突破ツアー」で、備前市に「うみあがり」の備前焼を見に行ったことと、このブログで推進する「広島・瀬戸内海をテーマにした、新たな物語の創出」をお話したところ、非常に喜んでいただきまして、

「今度、人間国宝の方に会わせてあげるから、また是非きてくれ」

とのありがたいお言葉をいただきました。

「備前焼」自体は、数ある陶芸の中でもトップブランドですが、古代から連綿と続く、その歴史に焦点をあてた物語は数少ない、とのことでした。

「瀬戸内海」というスケールで視野を広げると、そこには本当にいろいろなエピソードがあるのだな、と改めて実感いたしました。

もしかすると、わたしたちが進めようとしている「SETOプロジェクト」は、単純に「アニメ・映画」の原作のネタ集めをする、ということだけではなく、自分たちの住んでいる町の歴史や自然に誇りを持ち、それをアピールしてゆきたい、と考えていらっしゃる皆さんを、「物語」の中で繋いでゆく、というネットワークのハブとなることができるのではないか、と考え始めました。

現在、mixi上で、テスト的にエピソードの収集・創作を行っておりますが、10月中旬を目標に、私が運営している「広島アニメーションシティ(http://www.hac.or.jp/)上に、「SETOプロジェクト」のエピソード投稿・閲覧機能と、「みんなのライトノベル」の作品投稿・閲覧機能を実装するべく、準備を始めました。PCだけではなく、携帯でも投稿・閲覧可能な機能にしようと考えております。

期待してお待ちください!

閑話休題。

先日、ぐっさん@げんしゃから、「実りの秋に向けて」ということで、「復活!」のノロシをあげてもらいました。
そこで、わたくしのふるさとでもあります、「宮島」でのフィールドワーク」の提案がありましたので、ここにその企画を発表します!


『Another Side of 宮島』まったりハイキング

 ※台風のため中止いたします。

【開催日時】2007年9月17日(祝)(雨天順延)

【開催場所】広島県 (廿日市市宮島町)

【集合時間】午前9時

【集合場所】宮島桟橋(渡った方)
     各自フェリーで島へ渡って下さい。
     もも@みやじまが旗をもって(?!)お待ちしております。

【参加費用】無料(ただし、飲食代、交通費等は自己負担)

【主な探訪ルート(案)】
(午前の部/9:00〜13:00)
桟橋⇒厳島神社⇒宝物館⇒歴史民俗資料館
⇒大聖院⇒平松茶屋⇒紅葉谷⇒ロープウェー
⇒獅子岩⇒弥山⇒山頂
⇒御山神社⇒獅子岩⇒ロープウェー

(昼食/13:30〜14:30)

(午後の部/15:00〜17:30
町家通りを中心にミステリーツアーにしようと思います。

【参加要領】
@まず、私のメールアドレスに参加の意思表示をお願いします。お名前・電話連絡先を明示してください。
(連絡先:momo100100@gmail.com)
A続いて、直接私からお電話差し上げます。
Bある程度歩きますので、足が痛くならない靴を履いてきてください。
C予定を書いていますが、気の向くまま、思いつくままゆきたい、と思います。

以上ですが、参加希望の方は、前日16日までにメール下さい。

それでは、よろしくお願いします!

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2007年09月05日

実りの秋へ向けて

2007年9月4日(火)

もも@みやじまさま

ぐっさん@げんしゃです。お疲れ様です。

8月の「芸予諸島『海の道』強行突破ツアー」の折には大変お世話になりました。島々に囲まれ水平線の見えない海の上で感じたことを今後のSETOプロジェクトに生かしていきたいですね。

それにしても強行突破ツアー当日の暑さは、今年の夏の猛暑の入り口だったんですね。このブログで強行突破ツアーの実況中継が行なわれていましたが、その最後が「ぐっさん、ぐったり」の写真でしたね。その後、このブログへの私の投稿が滞っていましたので、知り合いの方々からも「ぐっさんはぐったりして、バテてしまったの?」というご指摘をいただいておりました。

もう大丈夫です。9月になり、すっかり「復活」しております。(もともと、バテてはいませんが)

「復活?イベント」として、このあたりでSETOプロジェクトの原点の場所でもあり、また、もも@みやじまさんの根拠地でもある「宮島」のフィールドワークというのはいかがでしょう?

私自身、この夏休みに瀬戸内海の歴史や文化などに関する文献を少し調べながら、あらためて瀬戸内海における「宮島」の位置づけを考え直す必要性に気づきました。

宮島を知りつくしておられるもも@みやじまさんにフィールドワークの指揮をとっていただければ、よりいっそうディープな話題に接近できるのではないでしょうか。

このブログの一番最初で話題にあがった「広島発のアニメという酵母」が、「SETOプロジェクト」や「みんなのライトノベルコンテスト」という企画(生地)に練り込まれている様子をとても心強く感じています。

もちろん、これらの企画にはまだまだ練り上げる余地もたくさん残っていると思われますが、この酵母をさらに育てて行きましょう!

これからがいよいよ実りの秋本番!

SETOプロジェクトもますます充実させて行きましょう!

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2007年08月09日

宇宙へ旅立つ「朱の大鳥居」

宇宙へ旅立つ「朱の大鳥居」
Koh_chan_1967さんの作品です。

モバイル投稿のテストをしてみました!


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2007年07月22日

「キーホルダー」

2007年7月20日(金)

もも@みやじま様

ぐっさん@げんしゃです。

先日月曜日にお伺いした際、火曜日から東京へご出張とお伺いしておりました。成果はありましたか?

さて、このブログと合わせて、もも@みやじまさんが立ち上げられたmixiの「広島アニメーションをつくる!」というオンライン・コミュニティがありますね。

もも@みやじまさんの出張中、そこに私が先日書いた「うみあがり」「鶴首」の話題に対して、さっそく岡山県の方から江戸時代の瀬戸内航路に関する話題を頂きました。

また蒲刈町の「海人の藻塩」の話題を提供してくださる方もいて、俄然面白くなっています。

どちらの話題も、「海の道」ともいうべき、瀬戸内海が太古より、交易の大動脈として、様々な「文化」や「人」が行き来していたことの証だと思います。

私、このように、ネット上で不特定多数の方から、コメントなどを頂くことは、初めての経験で、幾分興奮気味です。

こんな感じで、mixi上で、ある程度のトピックの集積が実現したなら、それを、さらに多くの方々からこの「話題」に関わっていただけるような仕組みを考えましょう。

ところで、事務所にお邪魔した際に、広島発のアニメーションの「酵母」についていろいろとお話させていただいたのですが、その中で、アニメを作るにしても、ただお金を出してつくる、というだけではなく、「コンテンツのキーホルダー」になることの重要性について改めて意見が一致しましたね。

現在、アニメというコンテンツの場合、その原作の多くは、漫画やゲーム、ノベルがほとんどになっています。中でも近年は、ノベル、それも特にライトノベルというジャンルが注目されるようになっていることから、このプロジェクトの一環として、ライトノベル・コンテストの実施?というアイディアが会話の中で出ましたね。

そのときは、充分に「ライトノベル・コンテスト」の話を煮詰めることができませんでしたが、

「東京出張して、中央のアニメ制作会社と、雑談してくるわ。」

とおっしゃってましたが、その後、何か動きがありそうですか?

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2007年07月13日

めざせ甲子園?!

2007年7月12日(木)

もも@みやじま様

本日は、長い時間事務所におじゃましておりました。いろいろとありがとうございました。

もも@みやじまさんの7月12日付けのブログ「ゼロからの物語構築」を拝読し、また、本日、事務所での対話を通じて、私の中でも「広島発のアニメという酵母」がますます活性化してきたような気がします。

広島アニメーションプロジェクト(仮称)という試みは、なにぶん壮大な企画ですので、その実現のためには、幾つかの段階を踏んでいく必要がありそうですね。思いつくままにあげるとすれば、

第1段階:「企画の枠組と物語の形成過程」
第2段階:「物語のアニメ化」
第3段階:「流通過程の構築」

となるでしょうか。

これら3つの段階は、既存の大手資本を中心としたアニメーションの制作においては、当然ながら企画のスタート段階から充分に見通されているのでしょう。

けれども現在の我々では、試行錯誤を重ねながら一つずつ進んでいくことになりそうですね。

さしあたり、第1段階の「企画の枠組みと物語の形成過程」から始めるとして、ここでのキーワードを

(1)Web活動の継続
(2)情報収集
(3)物語作り

それぞれのキーワードについてはあらためてメールで検討してみましょう。

それにしても、今回の企画は、(野球部の無い)小さな高校で野球部を作って甲子園をめざす試みに似ている気もします。今は部員も予算も不足していますが、私自身は、この年齢(?)になってこういう気持ちになれる試みに参加させて頂き、とてもわくわくしています。

めざせ!甲子園?!

ぐっさん@げんしゃ

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2007年07月12日

「ゼロからの物語構築」

2007年7月11日(水曜日)

ぐっさん@げんしゃ様

もも@みやじまです。お疲れ様です。

「広島アニメーションをつくるのだ!」と豪語したものの、私の「誇大妄想」だけで果たして実現可能なのか、と、いきなり弱気になっております。

しかし、最近の「アニメーション」「映画」の制作スキームを省みて、カウンタープランとして、こんな方法があるのではないか、と思考実験してみましたので、お送りしますね。
 
@近年の「アニメーション」「映画」の制作においては、配給会社などが中心となって「制作委員会」を組織、集めた資金をもとに制作を委託する方式が主流。この場合、映画興行・キャラクタービジネス・DVD販売などにより、リクープ(投資回収)を目的としたビジネススキームが殆どで、「アニメーション」「映画」のテーマ設定も、その「制作委員会」の意向に大きく影響を受けてしまい、コンテンツ制作元の自主的な創作意欲を削ぎ、流通業者の好むコンテンツのみが制作されやすいという状況にある。

A上記のビジネススキームの中で、巨額の制作費・広告宣伝費を投下した上で「アニメーション」「映画」を成立させるという、「流通を前提とした」方法論ではなく、「ゼロからの物語構築」そして「作品化」を、プロセス開示・参加型で実証することが可能なのではないか。

Bその手法として、WEB2.0の仕組みを利用し、「個人の言葉」として発せられた、超古代から現代、そして未来にわたる、「広島・環瀬戸内海」にまつわるファンタジー(エピソード)を、「集合知」として集積・共有する。

Cその「集合知」が相互作用を起こし、創発的に「新たな物語」を生み出すことができる「仕組み」を用意する。

D「個人意識下のファンタジー(物語)」が「集合意識としての新たなファンタジー(物語)」を紡ぎだし、常に拡大しつづける「叙事詩的な物語世界(サーガ)」が成立する。

う〜む。いかがですか。一番大きな問題は、「物語」が成立した段階で、如何にアニメにするか、という点ですが。

7月12日(木曜日)、事務所においでいただける、ということで、お待ち申し上げております。

その時に、また、考えてゆきましょう!

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2007年07月10日

「広島発のアニメ」という「酵母」

2007年7月9日(月曜日)

ぐっさん@げんしゃ様

お久しぶりです。もも@みやじまです。

「広島アニメーション文化シンポジウム」ではお世話になりました。

「シンポジウムのパネラー」というのは、実は初体験だったのですが、観客を前にしてマイクを持つと、どうもいけません。その昔、人前で歌をうたっていたので、「広島発のアニメをつくろう!」などと、おもわずアジってしまいました。

さて、京都アニメーションの『涼宮ハルヒの憂鬱』2期決定のニュース、私もチェックしておりました。

京都アニメーションさんは、今でこそ『フルメタルパニック』 『AIR』 『涼宮ハルヒの憂鬱』 『Kanon』 『らき☆すた』等の超人気作品を自社作品としてリリースしておられますが、会社設立は1985年と、既に20年以上の歴史をお持ちです。

東京の「地場産業」であるアニメ業界では、大手制作会社がオフショア(海外)での制作体制を進めておられるなかで、京都アニメーションさんは、「地方都市」京都において、制作の全工程を自社内で完結されておられるようです。

「職人」を大事にして、「ご贔屓」がよろこぶ「作品」を作り上げてゆく。そして、自らの手で「後継者」を育成する。私はそこに、京都の伝統工芸文化とのアナロジーを感じてしまいます。

それでは、我が「広島」は、どうなのでしょうか。

奇しくも京都アニメーションさんが設立された1985年に、「広島国際アニメーションフェスティバル」の第1回が開催されました。

同フェスティバルは、世界中の短編アニメーションが集まる、日本における唯一といって良いほどの「国際映画コンペティション」として広く認知されております。

このフェスティバルを核にして、「まちおこし」「産業おこし」に結びつけてゆこう、ということで2004年に設立されたのが、私の所属する「広島経済同友会アニメーションビエンナーレ基金」という組織です。

これまで、
2004年のイベント
・広島市立大学公開講座「広島アニメーションアカデミー」
そして、
2006年のイベント
・経済産業省の受託事業である「ポール・イマージュ・広島」事業
最近では、
「にしき堂アニメCMコンペ」
・6月から運営を開始したWEBサイト「広島アニメーションシティ」事業
と、事業の拡大、関連組織との連携の強化に取り組んで参りました。

当基金は、今後も、「広島とアニメーション」に関する事業に、積極的に取り組んでゆくつもりです。

しかし、最近、そういった「まちおこし」「産業おこし」の大きな動きとは別に、本来取り組んでゆくべき重大なポイントが欠落しているような気がしてならないのです。

以下に、「なんか開放してやるブログ」さんが、私にとっては、痛いところを突かれた(というか、ちょっと腹が立つ)、それでいて、納得させられる点のある記事を掲載されておられましたので、引用させていただきます。(私にとっては、自爆っぽいですけど)

ずーーっと疑問だった、「どうして『広島』で『アニメ』産業でなければならないのか?」ということについても、たまたま広島で開催されていたマニアックな国際文化イベント「広島国際アニメフェス」があることを知っていた、地元企業の偉いさん(=経済同友会の役員)の思いつきで「じゃあアニメの催しをやればいいじゃない」といったものが、一人歩きしていつの間にか「広島をアニメ産業のまちに!」まで話が大きくなり、引っ込みが付かなくなっているのが真相のよう。
西日本のアニメクリエイターが広島を目指してくるような、アニメを作って売る(それで食える)場を広島にもたらしたい、とおっしゃってますが、そのアニメを作る場をどうやって作るかについては一言も語られず、ただ「やってること、やろうとしてることを多方面でPRしている段階」のようです。そうしているうちに「どうにかなる」のを待っているような、悲しいほどの頼りなさだけを感じました。


そうなのです。「なんか開放してやるブログ」さんがおっしゃっている通り「どうにかなる」のを待っているだけでは、なにも生れてこないのです。

私個人としては、2004年にビエンナーレ基金に配属されてからずっと「広島発のストーリーアニメ」がつくりたい、と思い続けておりました。(既に、「はだしのゲン」という、広島を代表する作品が存在しますが)

シンポジウムではからずも発表してしまった、「瀬戸内海をテーマにしたアニメ」は、私自身の中に流れる「瀬戸内海人」の血が、海に生きた祖霊が言わせた言葉なのかもしれません。

ぐっさん@げんしゃから、七夕の日にメールをいただき、それをキッカケに、いろいろと思いをめぐらせましたが、「広島発のアニメ」という「酵母」を持つ者の一人として、あえてここで、宣言します。

「広島アニメーションをつくる!」と。


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2007年07月09日

七夕の日に、ぐっさん@げんしゃから、こんなメールがきた。

もも@みやじま様

ご無沙汰しております。

3月18日の「広島アニメーション文化シンポジウム」(広島国際学院大学立町キャンパス)では大変お世話になりました。多くの方々のご支援を頂き、無事にイベントを開催することができ、大変感謝しております。パネリストの方々、ご出席いただいた皆様からのご指摘を糧に、自分なりの方法で、今後もこのテーマに関わっていきたいと考えております。

さて、今日(7月7日)の某全国紙に『涼宮ハルヒの憂鬱』のアニメ化2期決定という一面広告が掲載されているのを見ました。大変な人気作品とは言え商業アニメーション番組の広告としては異例でしょうが、制作関係者の相当の熱意が伝わってきます。
「涼宮ハルヒの憂鬱」新聞広告

『涼宮ハルヒの憂鬱』と言えば、角川スニーカー文庫(谷川流さん原作+いとうのいぢさんイラスト)のライトノベルを京都アニメーションがアニメ化した人気作品ですね。私もこのハルヒ作品の原作を全て読み、アニメも全部観ましたが、この作品の制作に関わった全ての関係者に対する尊敬の念を強く持ちました。

どの分野でも同じだと思いますが、何も無いところから「作品」を産み出す(仕事を成し遂げる)ことには、大変な困難を伴うと思いますが、それに挑戦し続けるということは本当に価値があることだと思います。

もも@みやじまさんにも参加していただいた「広島アニメーション文化シンポジウム」の中で「広島発のアニメ」という話題が出ましたね。あれからずっと、このことが「酵母」のように私の中に残っています。

近々、事務所におうかがいして、この「酵母」について語り合いたく存じます。

それでは、失礼致します。

七夕の日に

ぐっさん@げんしゃ

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